「第9回 AIDS 文化フォーラム in 京都」出展要項

「第9回 AIDS 文化フォーラム in 京都」出展の応募を開始いたしました。

出展要項をご確認の上、「第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_展示」、「第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_発表」使って、お申込みください。

タイムテーブルなどは昨年のプログラムを参考にしてください。
~第8回AIDS文化フォーラムin京都~ プログラム

●開催概要
日 時:2019年10月5日(土)、6日(日)
場 所:龍谷大学深草キャンパス
テ ー マ:「つなぐ」「つながる」今、できること〜レッドリボン大作戦
主 催:AIDS 文化フォーラム in 京都運営委員会

●AIDS 文化フォーラム in 京都の目的
Ⅰ.エイズ問題の啓発
①市民に開かれたフォーラムによって、エイズが抱える問題を社会に浸透させる。
②エイズ問題について、人間として必要な文化の領域からのアプローチを試みる。
③特に若い世代へ、エイズに関する有益となる情報を提供する。
④学校教育について考える機会とし、特に性教育に関してオープンとなることを期待する。

Ⅱ.多様性を理解する
①性と文化、性教育、性のあり方等を考える機会とする。
②異なった意見や考え方を大切にする。

Ⅲ.ともに生きる
①エイズは日本を超え地球規模の問題であり、ともに考え問題を分かち合い、ともに生きる世界の実現に努める。
②HIV 陽性者の支援・交流の機会とする。
③人間のうちにある差別や偏見をなくし、人権を大切にするよう努める。

●出展内容及び遵守事項
*市民対象のフォーラムです。気軽に参加し、理解できる内容の提示をお願いします。
①HIV 及び AIDS に関する視点を持った内容、エイズ問題の啓発につながる内容であれば、どなたでも参加できます。ただし、政治活動、宗教への勧誘、営利目的など、内容が「AIDS文化フォーラム in 京都」の目的にそぐわないと判断した場合は、出展をお断りすることがあります。また、出展中においても中止を求めることがあります。
②講演、ワークショップ、展示など、発表の形式は自由です。
③発表は1コマ90分を基本とします。(部屋数が限られており、時間設定は運営委員会に一任下さい。どうしてもご希望があれば、10/5、10/6 の選択は可能です。)
④教育、若者、陽性者支援、セクシュアリティー、検査、国際、医療など多様な切り口からの発表をお待ちしています。
⑤発表のタイトルは、内容や対象(もし特に想定するのであれば)が、参加者にわかりやすく伝わるものとして下さい。
⑥参加費は無料ですが、発表に係る準備、後片付けなどにかかる費用は、出展者の負担となります。
⑦出展に当たっては、延長や極端な短縮をせず、割り当てられた時間内に終了してください。
⑧出展者は、「AIDS 文化フォーラム in 京都」の広報への協力をお願いします。
⑨「AIDS 文化フォーラム in 京都」終了後、発表内容についての報告書を提出していただきます。(出展者からの報告をとりまとめて、「報告書」を作成します)
⑩発表、展示等の参加を希望される方は、「参加申込用紙」に必要事項を記入の上、AIDS 文化フォーラム in 京都事務局に提出してください。~申し込み締め切り7月 31日
⑪提出いただいた「参加申込用紙」の内容を審査の上、出展の可否を決定します。

●お申込み・ご連絡先:AIDS文化フォーラムin京都事務局
〒604-8083 京都市中京区三条通柳馬場東入中之町2 京都YMCA
tel:075-231-4388  fax:075-251-0970
E-mail:
URL:http://hiv-kyoto.com/

第9回AIDS文化フォーラムin京都出展要項_2019年
第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_展示PDF
第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_発表PDF

第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_展示エクセル
第9回AIDS文化フォーラムin京都プログラム申し込みフォーム_発表エクセル

依存の原因は何ですか?

依存の原因は何ですか?
簡単だよね?
薬物は依存を引き起こす。
しかし、それほど単純ではないかもしれません。

このビデオは、ヨハン・ハリのニューヨーク・タイムズのベストセラー「叫び声を追う:薬物戦争の最期と最後の日」からのものです。
詳細については、www.chasingthescream.comをご覧ください。

https://youtu.be/ao8L-0nSYzg

第2回リカバリー・パレードin京都

今年も京都でリカバリー・パレードin京都を開催します。
5月19日日曜日 11:00 に京都市円山公園内ラジオ塔前集合 ~京都市役所前あたりまでパレード
アフターフォーラムは、14:00より カトリック河原町教会で開催

「リカバリー・パレード」とは

(1)私たちは回復者、家族、友人、支援者、賛同者で一緒に回復の喜びを分かち合い、回復があることを社会にアピールします。
(2)私たちは依存症、心の病から回復するための手助けをします。
(3)私たちは回復者(団体)同士の交流を深め、社会との協力関係をつくります。

「回復」について 「回復」とは何でしょうか。
私たちは何が回復か(何が回復でないか)を決めません。その人本人が、以前より良くなったことを喜べるのなら、それが「回復」です。特定のグループ(例えば12ステップグループ)の回復の考え方を採用することもしません。回復は人それぞれです。

合言葉は『回復』
私たちが直面した病気・困難の状況、あるいは回復の仕方は、様々です。その私たちが共通して示すことができる「回復」を合言葉にしよう! とする中で「依存症、精神障がい、生きづらさからの回復」と表すことになりました。参加者の一人一人が、いずれかあるいはいくつかに当てはまる言葉になっています。

今回、京都では2回目の取り組みになります。昨年は雨のためパレードはできませんでしたが、今年はぜひ多くの仲間、支援者(支援されてる方、これからしたい方含めます)家族の方、回復を一緒に分かち合っていただける方々などお声かけ頂き、ご参加して頂ければ幸いです。

京都の街で回復の声を一緒に響かせませんか。

※ 5月19日日曜日11:00に京都市円山公園内ラジオ塔前集合 (京都府京都市東山区円山町632)に集合です。
https://goo.gl/maps/3ipp7zCgQqA2

※ アフターフォーラムは、14:00より カトリック河原町教会で開催します。
https://goo.gl/maps/kR4zmY8LvUu

リカバリー・パレード関西実行委員会 加藤

メール:

URL:https://recoveryparade-kansai.jimdo.com/

A4-京都リカパチラシ表裏PDF

薬物問題を抱える女性が直面する主な健康上および社会的問題

欧州連合では、15〜64歳の推定3500万人の女性と5400万人の男性が、人生のある時点で違法薬物を試しています。一般的に薬物使用全体の性差は若者の間では小さく、ヨーロッパの多くの国々では若年層の間でその差が減少しているように見えます。しかしながら、より集中的で問題のある形の薬物使用のためには、性別間の差はより大きい。

女性は深刻な違法薬物問題を抱えているすべての人々の約4分の1を占めており、ヨーロッパの専門薬治療への参加者の約20%を占めています。いくつかの研究では、妊娠や育児から生じる必要性、あるいは女性がより容易にケアを求める一般的な傾向のために、女性が治療を受ける可能性が高いことがわかっています。他の研究では、スティグマのため、女性は男性よりも専門的なサービスを受ける可能性が低いことがわかりました。女性は自分の問題を身体的または精神的健康問題に帰し、身体的または精神的健康分野でケアを求めるかもしれません。ヨーロッパの異なる地域やサブグループ内の治療のギャップの範囲と性質はさらなる研究を必要とします。

女性は、社会的特徴、物質使用の影響、および発達および依存への進行において、薬物問題を抱える男性とは異なります。女性は、性別や性別に基づく特有の懸念を示していますが、多くのドラッグサービスは男性向けです。

これらの特定の問題は次のとおりです。

スティグマ:薬物を使用する女性は、母親や介護者としての役割に反していると考えられているため、男性よりもスティグマを経験します。スティグマは罪悪感や恥を悪化させる可能性がありますが、差別的で非支援的なサービスは援助を求めることを妨げる可能性があります。

社会経済的負担:これらはより低い雇用と所得水準を持っているので、薬物を使用する女性にとってより経済的負担が重い。自治体によってサービスが提供されておらず、保険の補償がない場合、薬物治療の費用が障壁となる可能性があります。交通費は治療へのアクセスを妨げるかもしれない。

社会的支援:薬物を使用する女性は男性よりも社会的支援が少ないかもしれません。なぜなら、彼らは薬物使用に問題のある家族から来ており、薬物使用パートナーを持っている可能性が高いからです。例えば、イギリスの薬物治療への参加者のうち、4分の3の女性が男性の2分の2に対して薬物を使用するパートナーを持っていました。

子供:子供との関係は非常に重要であり、女性の薬物使用と回復において中心的な役割を果たす可能性があります。女性の治療への参加者は男性よりも子供と同居する可能性が高いです。

薬物使用パートナー:薬物を使用するパートナーを持つことは、女性の薬物使用開始、継続および再発におい​​て重要な役割を果たすことができます。それはまた、血液感染性ウイルス感染や暴力への彼らの曝露にも影響します。物質使用男性は治療を支持しないかもしれず、女性が薬物を使わなくなると関係が失われるのを恐れているかもしれません。

さらに、男性と比較して、薬物を使用する女性は、子供または大人として性的および身体的暴力や虐待を経験し、親密なパートナーの暴力にさらされる可能性が高くなります。

心的外傷後ストレス障害や不安や鬱病などの他の精神的健康問題は、女性の薬物使用者の間でより一般的です。結果として、二重の診断を受けた人をサービスから除外することは、男性よりも女性に大きな影響を及ぼす可能性があります。

薬を注射する女性は血液感染性ウイルス感染に対して特別な脆弱性を持っています。彼らは注射器具をより多くの人々と共有する可能性があるので、男性よりHIV感染率が高いのです。また、セックスを麻薬やお金と交換する可能性が高く、性的パートナーとコンドームの使用を交渉することが困難です。

女性の多数のサブグループが特別なニーズを持っており、これらに対処する特別な対応を必要とするかもしれません。

EMCDDA:Women and gender issues related to drugs より翻訳

12-ステップの介入は、 薬物使用の減少に関して、 他の心理社会的な介入に 比べて良くもなく悪くも ない

違法薬物の乱用は、乱用者、その家族、友人、社会全体にまで、広範囲に及ぶ深刻な影響を及ぼす。望ましい介入プログラムというのは、違法薬物の使用とそれによるネガティブな結果を効果的に減少させ、その上費用対効果が高いものである。現在のエビデンスが示すことは、12-ステッププログラムの効果 は他の心理社会的介入と全く同様だということである。従って、プログラムの費用は重要な条件となる。 しかし、これらの研究の強度は弱く、12-ステッププログラムの有効性に関する更なるエビデンスが必要とされる。

違法薬物使用の減少に向けた12-ステッププログラムは、他の介入に比べて、良くも悪くもない(12-step programs for reducing illicit drug use are neither better nor worse than other interventions)Martin Bøg, Trine Filges, Lars Brännström, Anne-Marie Klint Jørgensen and Maja Karrman Fredrikksson抄録翻訳者:斧原 藍(Ai Onohara)

国連最高経営責任者会は、麻薬を使用する人々の非犯罪化を満場一致で支持しています。

2018年11月7日、8日
ニューヨーク

31の国連機関を代表する国連の最高執行委員会は、所有と使用の非犯罪化を支持する薬物政策に関する共通の立場を採択しました。これは、ウィーンで開かれた麻薬治療委員会の主要会議の数日前に行われ、国連の10年間の世界薬物戦略を検討し、次の戦略を計画する予定です。

国連事務総長が議長を務め、31の国連機関を代表する、国連事務総長会(CEB)からの麻薬政策に関する新しい見解声明は、麻薬の所持と使用の非犯罪化に対する強力で満場一致の支持を表明しています。声明は、加盟国に対し、「個人使用のための麻薬所持の非犯罪化を含む、適切な場合には有罪判決と罰の代替策を促進すること」を求めている。

過去に多くの国連機関が同様の電話をかけてきたが、このCEBの声明は、これが今や国連機関の全家族にとって共通の立場にあることを意味している。重要なことには、国連麻薬政策庁 – 国連麻薬犯罪局もその立場を支持しています。最後に、非犯罪化に関する以前の曖昧な立場を明確にしました。

この声明はまた、公衆衛生、人権、および持続可能な開発の課題に明確に薬物政策を位置付けています。それは薬物政策に関する国連システム内の「システム全体の一貫性」に向けた歓迎された重要なステップを表しています。これは、歴史的な方向性が罰、法執行機関および撲滅に向けられてきた国連麻薬会社による国連全体の一貫性の欠如および健康、権利および開発の課題の周辺化に長い間不満を抱いている市民社会団体の重要な呼びかけである。この声明は、今週、国連麻薬薬委員会の閣僚レベルの会合の準備段階に来るので、特に重要であり、それは10年にわたる国連の世界的な薬物戦略を検討し、次の戦略の計画に同意するであろう。CEBの非犯罪化の要求は、「罰と投獄の代替策」のみを要求する既存の加盟国の合意の見解を超えています。

変換はこの新しい開発を歓迎します。この声明は、麻薬を使用する人々の犯罪化を通じて麻薬の使用を根絶しようとすることは効果的でも人道的でもないことを明らかにしています – そしてそれは終わらなければなりません。それは、人権、公衆衛生および開発が物質使用に対してより思いやりのあるアプローチを採用することによってよりよく役立っていることを認識しています。それは、より効果的で人道的な薬物政策への道を示すための国連全体のリーダーシップによる努力を表しています。

この新しい開発の詳細については、ここをクリックするか、下の画像をクリックして最新の説明をご覧ください。

The UN Chief Executives Board unanimously endorses decriminalisation of people who use drugs.

https://www.unsceb.org/CEBPublicFiles/CEB-2018-2-SoD.pdf

モグラとメモグの夫婦の絆物語~薬物依存症の環境を変えて回復~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより

薬物を止めようとする人達、薬物を使用しない人達とつながって、 人脈や環境を変えていくことで薬物依存症から回復できた事例

薬物を止めようとする人達、薬物を使用しない人達とつながり、人脈や環境を変えていったことで、自然と薬物依存症からの回復の軌道に乗った57歳男性のモグラさんのケースをご紹介します。

薬物依存症の人が、薬物を断ち切り、回復していくにあたっては、「どんな環境に身をおいて、どんな人達とつながるか」、がとても重要です。

端的にいってしまえば、
薬物を使おうとする人達とつながっていれば、遅かれ早かれ、再犯してしまうでしょう。

逆に、薬物をやめようとする人達、薬物を使用しない人達とつながりを持てば、再使用せずに、回復の軌道に乗りやすくなります。

もし仮に、途中でちょっとスリップしてしまうようなことがあっても、すぐ軌道修正して、また薬物を止め続ける日々へと戻ることができます。

しかし、薬物を使用しようとする人達とつながりを断てないまま、そういう環境に身をおき続けていると、1回再使用してしまったら最後、ぞのままズルズルと薬物を使用し続ける日々に舞い戻ってしまうのです。……….

薬物を止めようとする人達、薬物を使用しない人達とつながって、 人脈や環境を変えていくことで薬物依存症から回復できた事例 ~モグラとメモグの夫婦の絆物語~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより

分かちあう事、そして共感できる仲間が私達にできて心より感謝

薬物依存症のタケヤンです。

私は17歳からシンナー、覚醒剤他色々な薬物を使用しながら生きてきました。

薬を使いだした目的は好奇心からですが、歳を重ねるごとに使い方が変化し、その年齢に合わせて薬は私に対して様々な事をコントロール不足にしていきました。今もなお、クリーンでいても自分自身をコントロールできない様に操り、精神的にも肉体的にも不自由を感じ、苦しい、辛い、と思う時間が一日に何度も襲ってきます。そんな状況に陥ると、自分を取り戻すのに必死になり、疲労困憊してしまいます。不眠症にも悩まされ、うまく眠れない夜は不安と戦って疲れ切ってしまいます。精神薬や睡眠薬を服用しても効果がないと感じることが多い為、困り果てている状況の中で日々生きています。

それでも私は今回が薬物を断つための最後の与えられたチャンスだと思っています。 また薬物を使う自分に戻り、自分自身をコントロール不可能にするのか、回復のチャンスを手放さずにコントロールできるようになるのか・・・。少なくともこのニュースレターを木津川ダルクのタケシさんに頼まれて受けたという事は、頼まれたから書くというより、今の私の気持ちを文字にすることにより、自分自身を見つめ直すチャンスを手渡してくれたと受け止めており、心より感謝しています。

うまく皆様に私の今の心境が伝わるか分かりませんが、クリーン4カ月の私の今を少しでも共感していただけたら幸いです。

私は覚醒剤において6度の逮捕を繰り返し、今回6度目の逮捕の後、実刑2年、執行猶予5年、保護観察付きの処分を受けている最中です。今は木津川ダルクに通所しながらNAにつながり、ミーティングに参加して回復に向けて日々の生活を送っています。

今まで3度の服役を繰り返す中で、薬物更生施設の事を知ってはいましたが、薬物依存者の集まりの中に入って更生に向けていく事は私にとっては理解できず、そんな所へ行かなくてはならないほど自分自身は落ちぶれていないし、そんな所へ行っても逆にまた薬が欲しくなったり、悪い付き合いが始まって大した効果も得られない、と決めつけていたのでまったく興味が湧きませんでした。そんな状態の中で今日まで薬を使用し、逮捕され、服役を繰り返していく生活でした。仕事は大型車に乗りながら生計を立てていましたが、薬を使用しながらの仕事だったため長続きしなかったり、仕事に対しての一番の後悔は、自ら自営として立ち上げた会社を潰し新築の一軒家を手放し、一家離散になってしまった事です。失ったものは他にも数え切れませんが、すべてにおいて薬物を使用していた事により起きた出来事だと自覚するに到っております。

3度の離婚を繰り返し現在の妻と22年の結婚生活を送っていますが、出会った時から今日まで妻と共に覚醒剤を使用しながらの生活を送り続け、今回私が6度目の逮捕にして妻も一緒に逮捕されるという、恐れていた事態が起きてしまいました。いつかはこうなると分かっていたのに薬をやめられずに過ごしていたのですから、家族・友人・知人に最大の絶望と信用・信頼を失う事も与えたのは言うまでもありません。後悔などという言葉は私達夫婦にはおこがましい言い訳でしかなく、後悔をしたと言い訳するつもりはありません。友人に私達は崖っぷちではなく、崖から落ちてると言われて返す言葉もありませんでした。

今回、保護観察という処分をいただき、観察所から市が行っている薬物更生プログラムに参加してみてはどうですか?と言われました。今回は夫婦二人での逮捕でしたので、今までの様に私一人ならその言葉の真剣な受け止めも浅かったと思いますが、今回は心から薬をやめなくてはならない、と妻と心に決めたので私はこのプログラムに参加しようと決めました。プログラムに参加して私の心がざわつきました。みんな楽しく過去の話や今の心の変化、そして伝わりやすく仲間同士で語り合い、初対面の私に対して何の壁もなくすんなり受け入れてくれ、私の話を真剣にそして共感しながら聞いてくれました。

そしてプログラムが終わった時に声をかけてくれたのが、今私が通所している木津川ダルクの施設長のタケシさんでした。気さくな感じに「今どこかに繋がっていますか?」と言ってくださり、何も分からない私に一度私の施設に来てみませんか?と声を掛けて下さりました。その言葉により後日、木津川ダルクに訪れました。そして私の身の上話をすると、タケシさんは、自分自身が回復する気持ちがあるのならこの施設に足を運んで下さい。そして私に「あなたは実刑にならないし、執行猶予になるし助かります。実刑に行っているよりも施設に通った方が1日も早く回復に向かって歩けますし、他にも回復への道がたくさんありますので、NAのミーティングにも通ってみて下さい。お金も要らないし、あなたが回復したい一心で行動すれば、今までどうにもならなかった事が一つ一つ解決していきます。」と言って下さりました。こんな私に困った顔一つ見せずに話を聞きながら受け答えて下さった事が今も忘れられません。

それから私は施設へ通所しNAミーティングの参加が始まりました。私の裁判に対しての上申書をタケシさんが書いて下さり、裁判当日には、タケシさんをはじめたくさんのNAの仲間がわざわざこんな私の為に、裁判所に足を運んでくれたこ事に無償の愛と優しさを感じました。感謝の気持ちで一杯です。

今、執行猶予5年、保護観察処分、クリーン4カ月です。今までの私達夫婦には4カ月薬をやめる事の出来なかった日数です。これほどダルクやNAミーティングのおかげでクリーンが保たれて健全に生活していられることに喜びを感じています。

今は薬を止められたとは思えませんが、今日だけで精一杯の私達ですが、NAミーティングに参加し続けつながり続けたいと思う気持ちは、回復に向けて歩いている事の証です。

木津川ダルクのタケシさん、ダルクの仲間、NAの仲間が私達を心から受け入れてくれている事が今、私達がクリーンでいられる大きな助けとなっています。まだNAの原理やステップについては理解に欠く所はありますが、ミーティングに通い続けていればクリーンでいられる事は本当だと思います。私たちには最高の治療法なのです。この先、夫婦二人でクリーン生活を続け、タケシさんにこの姿を見て喜んでいただきたいと思っております。分かちあう事、そして共感できる仲間が私達にできて心より感謝しています。

ありがとうございました。

アパリ東京本部ニュースレター

生活保護で薬物依存症からの回復支援 ~カズと母さんの奮闘記~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより

今回は、母と一緒に生活保護を受けていた男性が、覚せい剤使用で逮捕されたけれど、ダルクに入所して回復支援に取り組むことを条件に保釈を受け、保釈中も生活保護の支援を受けて、回復軌道に乗った事例をご紹介します。

辛い過去があって、薬物依存症に陥り、苦しんでいた中で、保釈中も生活保護を受けて、回復軌道に乗っていった画期的なケースなので、是非ご紹介したいと思います。

ちなみに、このケースは「執行猶予中の再犯の事例」の事案で、言い渡された判決は「一部執行猶予判決」でした。

生活保護で薬物依存症からの回復支援 ~カズと母さんの奮闘記~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより|リンク