分かちあう事、そして共感できる仲間が私達にできて心より感謝

薬物依存症のタケヤンです。

私は17歳からシンナー、覚醒剤他色々な薬物を使用しながら生きてきました。

薬を使いだした目的は好奇心からですが、歳を重ねるごとに使い方が変化し、その年齢に合わせて薬は私に対して様々な事をコントロール不足にしていきました。今もなお、クリーンでいても自分自身をコントロールできない様に操り、精神的にも肉体的にも不自由を感じ、苦しい、辛い、と思う時間が一日に何度も襲ってきます。そんな状況に陥ると、自分を取り戻すのに必死になり、疲労困憊してしまいます。不眠症にも悩まされ、うまく眠れない夜は不安と戦って疲れ切ってしまいます。精神薬や睡眠薬を服用しても効果がないと感じることが多い為、困り果てている状況の中で日々生きています。

それでも私は今回が薬物を断つための最後の与えられたチャンスだと思っています。 また薬物を使う自分に戻り、自分自身をコントロール不可能にするのか、回復のチャンスを手放さずにコントロールできるようになるのか・・・。少なくともこのニュースレターを木津川ダルクのタケシさんに頼まれて受けたという事は、頼まれたから書くというより、今の私の気持ちを文字にすることにより、自分自身を見つめ直すチャンスを手渡してくれたと受け止めており、心より感謝しています。

うまく皆様に私の今の心境が伝わるか分かりませんが、クリーン4カ月の私の今を少しでも共感していただけたら幸いです。

私は覚醒剤において6度の逮捕を繰り返し、今回6度目の逮捕の後、実刑2年、執行猶予5年、保護観察付きの処分を受けている最中です。今は木津川ダルクに通所しながらNAにつながり、ミーティングに参加して回復に向けて日々の生活を送っています。

今まで3度の服役を繰り返す中で、薬物更生施設の事を知ってはいましたが、薬物依存者の集まりの中に入って更生に向けていく事は私にとっては理解できず、そんな所へ行かなくてはならないほど自分自身は落ちぶれていないし、そんな所へ行っても逆にまた薬が欲しくなったり、悪い付き合いが始まって大した効果も得られない、と決めつけていたのでまったく興味が湧きませんでした。そんな状態の中で今日まで薬を使用し、逮捕され、服役を繰り返していく生活でした。仕事は大型車に乗りながら生計を立てていましたが、薬を使用しながらの仕事だったため長続きしなかったり、仕事に対しての一番の後悔は、自ら自営として立ち上げた会社を潰し新築の一軒家を手放し、一家離散になってしまった事です。失ったものは他にも数え切れませんが、すべてにおいて薬物を使用していた事により起きた出来事だと自覚するに到っております。

3度の離婚を繰り返し現在の妻と22年の結婚生活を送っていますが、出会った時から今日まで妻と共に覚醒剤を使用しながらの生活を送り続け、今回私が6度目の逮捕にして妻も一緒に逮捕されるという、恐れていた事態が起きてしまいました。いつかはこうなると分かっていたのに薬をやめられずに過ごしていたのですから、家族・友人・知人に最大の絶望と信用・信頼を失う事も与えたのは言うまでもありません。後悔などという言葉は私達夫婦にはおこがましい言い訳でしかなく、後悔をしたと言い訳するつもりはありません。友人に私達は崖っぷちではなく、崖から落ちてると言われて返す言葉もありませんでした。

今回、保護観察という処分をいただき、観察所から市が行っている薬物更生プログラムに参加してみてはどうですか?と言われました。今回は夫婦二人での逮捕でしたので、今までの様に私一人ならその言葉の真剣な受け止めも浅かったと思いますが、今回は心から薬をやめなくてはならない、と妻と心に決めたので私はこのプログラムに参加しようと決めました。プログラムに参加して私の心がざわつきました。みんな楽しく過去の話や今の心の変化、そして伝わりやすく仲間同士で語り合い、初対面の私に対して何の壁もなくすんなり受け入れてくれ、私の話を真剣にそして共感しながら聞いてくれました。

そしてプログラムが終わった時に声をかけてくれたのが、今私が通所している木津川ダルクの施設長のタケシさんでした。気さくな感じに「今どこかに繋がっていますか?」と言ってくださり、何も分からない私に一度私の施設に来てみませんか?と声を掛けて下さりました。その言葉により後日、木津川ダルクに訪れました。そして私の身の上話をすると、タケシさんは、自分自身が回復する気持ちがあるのならこの施設に足を運んで下さい。そして私に「あなたは実刑にならないし、執行猶予になるし助かります。実刑に行っているよりも施設に通った方が1日も早く回復に向かって歩けますし、他にも回復への道がたくさんありますので、NAのミーティングにも通ってみて下さい。お金も要らないし、あなたが回復したい一心で行動すれば、今までどうにもならなかった事が一つ一つ解決していきます。」と言って下さりました。こんな私に困った顔一つ見せずに話を聞きながら受け答えて下さった事が今も忘れられません。

それから私は施設へ通所しNAミーティングの参加が始まりました。私の裁判に対しての上申書をタケシさんが書いて下さり、裁判当日には、タケシさんをはじめたくさんのNAの仲間がわざわざこんな私の為に、裁判所に足を運んでくれたこ事に無償の愛と優しさを感じました。感謝の気持ちで一杯です。

今、執行猶予5年、保護観察処分、クリーン4カ月です。今までの私達夫婦には4カ月薬をやめる事の出来なかった日数です。これほどダルクやNAミーティングのおかげでクリーンが保たれて健全に生活していられることに喜びを感じています。

今は薬を止められたとは思えませんが、今日だけで精一杯の私達ですが、NAミーティングに参加し続けつながり続けたいと思う気持ちは、回復に向けて歩いている事の証です。

木津川ダルクのタケシさん、ダルクの仲間、NAの仲間が私達を心から受け入れてくれている事が今、私達がクリーンでいられる大きな助けとなっています。まだNAの原理やステップについては理解に欠く所はありますが、ミーティングに通い続けていればクリーンでいられる事は本当だと思います。私たちには最高の治療法なのです。この先、夫婦二人でクリーン生活を続け、タケシさんにこの姿を見て喜んでいただきたいと思っております。分かちあう事、そして共感できる仲間が私達にできて心より感謝しています。

ありがとうございました。

アパリ東京本部ニュースレター

生活保護で薬物依存症からの回復支援 ~カズと母さんの奮闘記~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより

今回は、母と一緒に生活保護を受けていた男性が、覚せい剤使用で逮捕されたけれど、ダルクに入所して回復支援に取り組むことを条件に保釈を受け、保釈中も生活保護の支援を受けて、回復軌道に乗った事例をご紹介します。

辛い過去があって、薬物依存症に陥り、苦しんでいた中で、保釈中も生活保護を受けて、回復軌道に乗っていった画期的なケースなので、是非ご紹介したいと思います。

ちなみに、このケースは「執行猶予中の再犯の事例」の事案で、言い渡された判決は「一部執行猶予判決」でした。

生活保護で薬物依存症からの回復支援 ~カズと母さんの奮闘記~|更生のための刑事弁護を目指す弁護士西谷裕子のホームページより|リンク

 

東アジア薬物依存者回復支援者(DARS)養成セミナーのご案内

2019年2月23日(土)・ 24日(日)各日10:00~17:00を予定

開催地:龍谷大学深草キャンパス・紫光館4階法廷教室 (京都市伏見区深草塚本町67)

主催 :薬物依存者回復支援(Drug Addicts Recovery Supports:DARS)、龍谷大学犯罪学研究センター(CrimRC)

わたしたちは、この30 年余りの間、欧米の薬物対策モデルを導入し、民間主導の回復支援スキームを展開してきました。このような民間団体による回復支援のスキームを、東アジア地域でも展開するため、このたび、「東アジア薬物依存者回復支援者(DARS)養成セミナー」を開催することになりました。

ともすれば、内向きになりがちな回復支援活動を国際化するためのキック・オフと位置づけています。たくさんのご参加をお待ちしております。

セミナー参加費 資料代5,000円 懇親会3,000円
参加申し込みサイト:https://goo.gl/forms/OFsfINWCuIyXE8753

龍谷犯罪学研究センターWebページ
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-3017.html

〈第1日目〉10:00開始
開会の挨拶
【企画の趣旨】
「日本の薬物政策の現状と課題 〜官主導? 民主導? それとも、その間か? 〜」
石塚 伸一 (龍谷大学犯罪学研究センター長)

【日本における市民主導の回復支援】
「ダルクの過去,現在,未来」 市川 岳仁(NPO法人三重ダルク代表)
「薬物裁判におけるアパリの活動」 尾田 真言(NPO法人アパリ 事務局長)
「刑務所における薬物治療」 谷家 優子(姫路少年刑務所 カウンセラー/大阪心理教育センター カウンセラー)
「回復における家族の役割」安髙 真弓(日本社会事業大学大学院 研究員)
「地域の医療・福祉における回復支援の現在」西念 奈津江(岡部診療所 ソーシャルワーカー)
「受刑経験者の回復支援」 五十嵐 弘志 (NPO法人マザーハウス 代表)

【東アジア地域における市民主導の回復支援】
「タイにおける薬物政策」 プラパプン・チェチャロエン(タイ・マヒドン大学教授)
「フィリピンにおける薬物政策」レニール・クリストバル(ファミリー・ウエルネス・センター代表)
「ネパールにおける薬物政策」スーヤス・ラジャハンダリ(ザ・リカバリング・グループ)
「台湾における薬物政策」任 國華(財團法人中國信託反毒教育基金會)
「韓国における薬物政策」チョー・スンナム(乙支大学 医師)
「日本における薬物政策」ディビッド・ブルースター(龍谷大学犯罪学研究センター 博士研究員)

【懇親会(有料)】

〈第2日目〉10:00開始
【東アジア地域における治療プログラム】
「条件反射制御法の理論と実践」 長谷川 直実(デイケアクリニックほっとステーション 院長 医師)
「日本におけるマトリクス・プログラムの展開」原田 隆之 (筑波大学 教授 臨床心理士)
「日本における12ステップとNA」加藤 武士(NPO法人アパリ・ウエスト/木津川ダルク 代表)
「日本におけるプロイエクト・オンブレの展開」近藤 京子(PHJ設立準備委員会 代表)
「タイにおける薬物治療」チャンチャイ・トングプラニット(タンヤラックコーンケン病院 医師)
「フィリピンにおける薬物治療」
マリアノ・ヘムブラ(ドン・ホセSモンフォート・メディカル・センター・エクステンション病院 医師)
「韓国の薬物治療」チョー・スンナム(乙支大学 医師)

【“えんたく”で分かち合う共通の課題〜アジアの回復支援の未来〜】
司会:土山 希美枝 (龍谷大学 教授)
ファシリテート・グラフィック:塩見 牧子 (龍谷大学犯罪学研究センター 嘱託研究員)
中村 正 (立命館大学 教授)
近藤 恒夫 (日本ダルク 代表)
原田 隆之 (筑波大学 教授 臨床心理士)
プラパプン・チュチャロエン (マヒドン大学アディクション研究修士課程プログラム 所長)
カンニカー・シッティポン(タンヤラックコーンケン病院 臨床心理士)
ベンジャミン・レイヤス(デンジャラス・ドラッグ・ボード)
長谷川 直実 (デイケアクリニックほっとステーション院長 医師)
大熊 啓介(NPO法人マザーハウス スタッフ)
猪浦 智史(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 研究員)
松浦 良昭(三河ダルク 代表/ソウルダルク 代表)

【閉会式】

研究助成:
国際交流基金アジア・市民交流助成プログラム
JST/RISTEX(社会技術研究開発事業)「安全な暮らしをつくる公/私空間の構築「多様な嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワークの構築」(ATA-net)
文部科学省私立大学研究ブランディング事業「新時代の犯罪学創生プロジェクト~犯罪をめぐる「知」の融合とその体系化~」
協力:NPO法人アパリ、木津川ダルク

お問合せ: 龍谷大学 犯罪学研究センター (CrimRC)〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
龍谷大学 研究部(人間・科学・宗教総合研究センター)
TEL 075-645-2184  FAX 075-645-2240
E-mail crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp
WEB https://crimrc.ryukoku.ac.jp/

本セミナーは、龍谷大学創立380周年を記念し、薬物依存者回復支援(DARS)と龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)が主催し、多くの関係団体・個人のご協力を得て実施するものです。

東アジア薬物依存回復支援専門家養成セミナーチラシPDFファイル

 

ダルクと私

私が生まれて初めてタバコや酒を覚えたのは小学校の高学年だったと思います。その頃はよくいう興味本位だけ。友達と大人の遊びをするのが面白いと感じるのは誰にでもあることかもしれません。その頃は常習になるわけでもなく、単なるお遊びの一環としてでした。

違法薬物と出会ったのは大麻ですが、これも最初からのめりこんだというわけでもなく、そういう遊びが楽しく感じたのですね。特別好きな趣味も無く、クラブ活動に没頭している同級生を尻目に、大麻で遊んでいる自分を特別な存在のように感じていました。

中学生の頃からスケートボードを始めて、いつの間にかサーフショップのひとに海へサーフィンをしに連れて行ってもらえるようになりました。もうかれこれ35年は前の話ですから、現在のようにサーフィンがメジャーなスポーツではなく、アウトローでアメリカンな感覚が自分にはぴったりハマったのでしょうか。人と違うことをしているのがどうも快感だったようです。

サーフィンには真面目に取り組みました。若いとあって、年上の先輩達にもかわいがられたおかげでそこそこ上達できた頃、水の上を人間が板切れ一枚でスイスイ滑るあの感覚は、何物にも代えがたい快感と喜びがありました。他では味わえない気持ちよさを得られるスポーツとあって、当然毎日のように海へ行きたくなります。しかしながら未成年で車の免許も無い私を、先輩達も仕事があり毎日海へなど連れて行ってもらえません。当然費用もかかります。そんな時に夜な夜なDiscoやクラブに通い始めるようになります。こんな話はよくあるパターンかもしれませんね。一度、何物にも代えがたい快感を得てしまうとそれと同等の喜びを得られる行為を探し求めます。薬物にのめり込むのにさほど時間はかかりませんでした。

サーフィンとドラッグ、スケボーとドラッグがセットになり、やがてはドラッグのみを追い求める生活に変わります。健康的な友達は去り、クスリを共有する仲間だけ。仕事やバイトに就くも長続きせず辞めるかクビになる。稼いだお金も使い道はクスリだけ。類は友を呼び、クスリのネットワークばかりが広がります。そんな生活が数年続いたのち、クスリ仲間が入院したり亡くなってしまったり。自分なりに多少は「止めよう」と思ったのか単身海外へ逃げるように渡航しました。

南半球の地で、クスリを体から抜いてもう一度サーフィンがしたい。俗にいう“返し太り”でぶくぶくに太った体のリハビリに取り組む覚悟でしたが、中々上手くはいきません。遊びほうけてまた大麻を吸ったりしながら一年少しして帰国。帰国後に仲間を誘いすぐの一発です。
地元に戻ることが怖くなり、遠く離れた東北で暮らすことを決め移住。身寄りも知人もいない土地での再出発はそんな楽なものではありません。それでもあの危険な地元の関係の中には絶対帰りたくない思いで、何とかハードドラッグを使うことなく何とか生計が立ち始め、仕事も安定し結婚、一児を授かります。

ところが、体を壊したのをきっかけに転職、転職を機にまた大麻です。その頃、パニック障害になり、精神科通院も始まります。苦労しながらも、周りからよく見られたい強い承認欲求でマイホームも建てますが、ふたを開けてみれば大麻栽培を最優先に考えた自分の城です。毎日起こる痙攣や発作に鬱々とした状態。定期的に夜のポットパーティ、サーフィンに打ち込みなおした数年間も処方ヨレとフラッピーな身体でズタズタ。職場では他人の悪口ばかり。書いていた自身のBLOGも炎上。その上株式投資にもハマり財産を使い果たします。15年勤めた職場も自主退職。自己破産の申請に破産専門の自助グループに通い、裁判ののち免責決定許可がおります。それからすぐに大震災で被災し、泣く泣く故郷へ。職探しを何十件もしてはみますが採用されません。そんな自分の居場所は布団の上だけでした。精も根も尽き果て鬱状態はさらにひどくなり、二度の自殺未遂の果て意識不明からの精神病院措置入院が待っていました。

精神科退院のあと、兼ねてから定期的に連絡をくれたり、生存確認をしてくれていたかつてのクスリ仲間が回復し働いているダルクに自ら繋がりました。京都ダルクには男女合わせて20名位の利用者がいましたが、みんな自分より若くて、そういう些細な事から仲間たちとの違い探しをし、入院中に大幅な処方薬の減薬からの断薬。離脱症状もあって苦しい日々が続きます。父親が要介護の認知症であることと、実家の僅かながらの仕事のために通所利用しながらの毎日はとても辛い日々となります。かつてなら、しんどいことはしたくない、不安や自己嫌悪に陥る自分でいたくない、過去のことをいつまでもクヨクヨ悩んだり、周りの人を恨んだりする中でクスリや大麻に逃げていたかもしれません。

しかし、ダルクには自分と同じような辛さを抱えた仲間達がいたこと。今日はしんどくても明日は何故かしら笑っている仲間達。私が食事をしたあとの食器を洗ってくれた仲間がいたり、ミーティングでの私の話を聴いて共感してくれる仲間がいたり、合わないなという仲間もいたけど、それぞれの仲間の中にかつての私自身がいるなと気づき始めます。

アディクション(薬物依存症)は病気であると理解していく中で、自分は随分長い年月を病気に囚われながら生き延びていたのだなと感じました。

ミーティングもそうなのですが、ダルクのプログラムはとてもシンプルで、スタッフや仲間達と掃除をしたり、献立を考え買い物に行ったり、料理を作り皆で食べる。その中で、そういったことも誰かや家族にしてもらって当たり前と生きてきていた自分がいることに気づきます。スポーツや畑での農作業のプログラムもあり、最初の頃は自分で進んで参加することもなかったですが、スタッフや仲間達が声を掛けてくれたり、出来ないながらも少しずつ楽しめるようになっていきました。

ダルクで仲間達と得た経験は、かつてない新しい経験と感じれたのだと思います。何をするにも自分中心、自分さえ良かったらいいのだというこの病気、やがて自分自身で疎外感を強く感じながら孤独を作っていきます。その先には「死」でしかないのですね。

素面の自分がダルクの仲間達とプログラムを通じて新しい経験をしていく中で、様々な感情が生まれ、その感情と向き合う中で気づくことがたくさんあります。でももう自分一人ではないということ。クリーンな期間があるとはいえ、仲間の中で過ごしながら自分自身の感情と向き合うことを忘れてしまうと、またしんどい状態が長く続くことになります。京都ダルクで素晴らしい経験をさせていただき、昨年から木津川ダルクでスタッフとして働かせていただいております。

入所している仲間達と毎日過ごしながら、仲間達に生まれる感情、「どう感じ、どうしたいのか」「その時に古い生き方で反応するのか、新しい生き方で対応していくのか」自分自身に問いかけながらも楽しみを見つけ、仲間達と共有していこうと考えます。

傲慢にならず、同じ目線で考え、先行く仲間達に自分がしてもらったことを少しでも新しい仲間に返せていければいいですね。

YSKZ

京都で薬物問題を考える。 〜薬物依存からの回復と地域社会〜

広報にご協力ください。

2018年 12月26日(水)13:15-14:45

龍谷大学 刑事政策 公開授業 担当者:石塚伸一

テーマ 「京都で薬物問題を考える。 〜薬物依存からの回復と地域社会〜」

企画の趣旨:薬物依存からの回復については、DARCなどの民間団体が、大きな役割を果たしています。当事者の回復のためには、家族や地域社会の支援が不可欠です。ところが、回復施設ができるとなると地域の人たちは不安をいだき、ときに排除の意志を表明することも少なくありません。
今回は、回復支援に携わってきたプログラム・コーディネーターをお招きして、薬物問題の現状と課題について考えてみたいと思います。
この公開授業には、ATA-net が協力しています。

対象:刑事政策受講生および薬物問題に関心のある方。一般市民の方も、ご自由に参加していただけます。

会場:龍谷大学 深草学舎 紫光館4階 法廷教室
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67

お問い合わせ:龍谷大学 石塚伸一研究室
[TEL] 075−645−8466
[E-mail]ishizuka@law.ryukoku.ac.jp

第6回 共に安心して暮らせる 京都デザインフォーラム 「さまざまなバリアをこえて 共に生きる社会をめざして」

2019/1/27(日)
第6回 共に安心して暮らせる 京都デザインフォーラム
「さまざまなバリアをこえて 共に生きる社会をめざして」

障害を持つ人や、さまざまな立場の人とともに、話し合いましょう!
バリアをこえて、共に生きることができる社会づくりについて、みんなで考えたいと思います。

日時:2019年1月27日(日) 12:50~16:30(開場12:00)

会場:「故郷の家」雲史ホール
http://www.kokorono.or.jp/kyoto/kyoto_access.html
京都市南区東九条南松ノ木町47
・地下鉄 九条駅 徒歩15分
・市バス 九条河原町 徒歩10分
※駐車場はありませんのでご注意ください。近辺にコインパーキングはあります。

参加費:500円(資料代)
※手話通訳・要約筆記・点字資料の必要な方は 1月17日までに下記までお知らせください。

主催:障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会
http://www.jouyakukyoto-hamon.com/
(事務局:南区東九条松田町28 メゾングラース京都十条101 日本自立生活センター気付
TEL: 075-671-8484 FAX: 075-671-8418 E-mail: jcil@cream.plala.or.jp)
社会福祉法人京都府社会福祉協議会
後援:京都府(申請中)・京都市・京都新聞社会福祉事業団・NHK京都放送局

*プログラム
12:50 開会 あいさつなど
13:00 落語家 桂福点氏の講演
「障害を表現しながら共に生きる」
14:10 木津川ダルク代表 加藤武士氏の実践報告
「ダルクの活動を通して地域社会のつながりについて考える」
14:40 コメンテーター 牧口一二さんからのコメント
「地域社会がつながっていくキーワードを見つけたい」
15:00 休憩と移動
15:15 グループに分かれて話し合い
(それぞれの立場から地域社会のつながりについて語り合う)
16:15 各グループからの報告
16:25 あいさつ
16:30 閉会

*プロフィール

<桂 福点(かつらふくてん)氏>
本名:枡川明。1968年 兵庫県川西市生まれ。上方落語協会会員。先天性緑内障のため中学生の頃に視力を失ったが、子供の頃から音楽に親しみ、1986年大阪芸術大学に入学。音楽療法を研究し、卒業後、バンド「お気楽一座」を結成。1996年 桂福団
治師匠に弟子入りし、古典落語を学びながら独自の音楽漫談や「お気楽一座」の活動にも取り組む。
2009年9月、師匠より「桂福点」の名前をもらい、現在、上記の活動と共に、音楽療法士として診療所、作業所等でユニークな音楽療法もおこなう。また「一般社団法人お気楽島」理事長として、大阪市東淀川区淡路に生活介護施設「お気楽島」を開設、さまざまな理由で社会に出て行きづらい方々の集いの場・創作の場として利用してもらっている。過去に出演した番組―NHK総合テレビ「ぐるっと関西お昼前」「バリアフリーバラエティ」「24時間テレビ2016」など多数。

<加藤 武士氏>
特定非営利活動法人 アジア太平洋地域アディクション研究所(NPO法人アパリ)が運営する木津川ダルク(Drug Addiction Rehabilitation Center)代表。「ダルク」は薬物依存症者の当事者が当事者を支援する施設で、薬物使用の経験者がスタッフを担っている。自助グループの活動を通じて「孤立化」を防ぎ、回復を手助けしている。

<牧口 一二氏>
1937年大阪市生まれ。1才の頃ポリオにかかり「障害者」の資格を得る。6才の春、母におぶわれて小学校に出向くが、「空襲の時に危険」と入学を断られる。敗戦後、また母におぶわれて学校に行くと「お待たせしました」と3年遅れの1年生。10才(2年生)の夏休み、父が松葉づえを買ってくれた。夢中で立ち上がり、歩くこと・階段の昇り降りを覚える。2学期から1人で通学できるようになる。以後、60才まで松葉づえ人生、歩行歴50年、免許皆伝の腕前に。高校を卒業後、大阪美術学校(大阪芸大の前身)デザイン科を卒業するも全く就職できず(1年半に54社)、社会への扉開かず。2年間の精神的孤立状態。美校を卒業後4年で4人の学友が共同経営のデザイン会社を設立。その会社に転がり込む( やっと26才にて社会へ)。この体験から仕事の傍ら障害者運動に参加。駅にエレベーターの設置要求などバリアフリーを広げる。学校巡りをして障害者のイメージチェンジを試みる。60才から車いす。
【シェア歓迎】

千葉教室 12月24日(月・祝)依存症予防教育推進事業 

平成30年度文部科学省委託事業
申込ページ
https://goo.gl/forms/7QQH4zdAgOn9WEHW2

依存の問題は、薬物だけでなくインターネット、ゲームなど幅広い分野に広がっています。実は私たちの身近にある依存について、一緒に考えてみませんか?

ハマってしまう背景に何があるのか。予防には何が大切なのか。

経験豊富な支援者、依存経験者、家族の視点から情報を共有し、皆様と一緒に考える新しいタイプの予防教室です。地域で予防や支援に関わってる方はもちろん、依存症って何? と思っている方もぜひご参加ください。

参加費無料 当日参加も可能です。定員:150名

開催日: 平成30 年12月24日(月・祝)13:30~17:00


開催地: 〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央4丁目13-10
千葉県教育会館 303号会議室
アクセス:・JR千葉駅:徒歩20分 ・JR本千葉駅:徒歩12分 ・京成千葉中央駅:徒歩12分


お問い合わせ:
TEL: 03-5856-4824 Fax: 03-5856-4827 
または、E-mail:yakkaren@ck9.so-net.ne.jp

講師
芳山 隆一 氏(株式会社アスク・ヒューマン・ケア 企画開発室長)
成瀬 暢也 氏(埼玉県立精神医療センター 副病院長)
薬物依存当事者・家族
ネット・ゲーム依存サバイバー

プログラム詳細

13:30~
開会あいさつ・来賓あいさつ
薬物依存当事者(千葉ダルク)
ネット・ゲーム依存サバイバー
薬物依存者の家族(千葉菜の花家族会)
ネット・ゲーム依存とは(芳山 隆一 氏:株式会社アスク・ヒューマン・ケア 企画開発室長)
薬物依存症とは(成瀬 暢也 氏:埼玉県立精神医療センター 副病院長)
トークセッション(司会:近藤 京子 氏)

16:30~ 
アンケート記入・閉会

後援
千葉県、千葉市
千葉県教育委員会、千葉市教育委員会

主催
団体名:NPO法人全国薬物依存症者家族会連合会
代表者名:理事長 横川 江美子
所在地:東京都足立区竹ノ塚5-18-9-207
WEB:http://www.yakkaren.com/

出会いとつながり

薬物依存症のヒカリです。僕は15歳の頃からシンナーをはじめ23歳くらいから覚せい剤に手を染めました。そして薬物をやめられなくて3度刑務所に入りました。3度目の刑務所に入る前に自分でインターネットで弁護士を探していた時に、「薬物の治療をしながら弁護をする」という弁護士さんをみつけてすぐに電話をしました。初めは「少しでも刑がかるくなれるように」とよこしまな気持ちでいましたが、西谷弁護士とアパリの尾田さんの熱意に感化され治療をはじめようと思いました。そして、アパリと5年間、薬物の相談や支援をしてくれるということで契約しました。そして薬物治療の為に結のぞみ病院に入院しました。この精神科病院の入院は本当に辛い経験でしたが、西谷弁護士や病院での主治医である中元先生と尾田さんのサポートもあり何とか6ヶ月間の入院生活に耐えることができました。裁判の時も僕のために一生懸命に僕の弁護をしてくれた西谷弁護士、そして情状証人に立ってくれた尾田さんの情熱は忘れることができません。本当に心が許せる人たちでした。そして刑も決まりました。今、考
えればその出会いから僕の回復が始まったと思います。

そして、3度目の刑務所を出所してきました。刑務所の中で色々と出てからの自分の治療の生活設計を立てていました。出所して初めの一年は仕事をしながら毎週病院に通い週3日は自助グループに通っていましたが薬を止めて1年をすぎた頃に一人で薬を止めて行くのには限界がありました。そこで、木津川ダルクの施設長の加藤さんに相談し、月に一度二度の一泊二日での入寮を許してもらいました。僕の中で「ダルク」という施設は「絶対に俺は行かないぞ」と思っていた中間施設でした。それはなぜかというと刑務所で何度も「ダルク」のビデオを見せられた事もあり僕の中で拒否反応が出たからです。

しかし、自分の回復の中でこれ以上の回復の進歩はないと思い一泊二日で毎月泊まりに行けるよう加藤さんの配慮で泊まれるようになりました。
初めは「ダルクの生活ってどんな所なんやろう?」と内心ドキドキしていましたが、いざ一緒に生活をさせてもらうと割とすんなり仲間の輪の中に入ることができました。僕が1番驚いた事はダルクの中にある生活の一つ一つにプログラムがあると言う事でした。朝起きてご飯を食べる。ミーティングをする。ご飯の買い出しに行く、施設の中で料理の用意をする、調理をする、みんなで掃除をする、これらの作業もプログラムの中の一環という事に驚きました。僕は家ではほとんどの事を自分ですることがなく、ほとんどがパートナー任せの生活をしていたので施設での生活にとてもいい影響を受けました。「自分でできる事をする」この当たり前なことができていない自分に気づき少し恥ずかしくもなりました。回復するにはまずは基盤となる「普通の生活(自立した生活)」が必要なのだなと感じました。

ミーティングは午前と午後に2回あります。自分の事を話すのは少し恥ずかしかったり、初めのうちは心を開くことができずにいましたが、何度目かのミーティングで初めて心を開くことができた時には身体(心)が軽くなった事を今でも覚えています。そして、話すだけでは無く人の話を聞くのも大事だと言う事を教えてもらいました。
スタッフの方とのコミュニケーションも僕の中では驚きでした。やっと一息ついた休憩時間にもかかわらず、親身になって僕の話を聞いてくれ的確なアドバイスをくれた事で僕の中にあった悩みが確実に小さくなって行くのを感じました。「話を聞いてくれて共感してくれる」
事だけで嬉しくなります。
施設での生活をしていると、今まで自分がしていた生活は間違っていたことに気がつきました。施設に泊まると本当に生まれ変わったような気持ちになります。それはなぜかというと、 何時も仲が悪い父親に「仕事休ましてもらって施設に行かしてくれてありがとう」と、言えるようになったからです。何時もは僕の面倒見てくれるのが当たり前だと思っていたことが間違いだと気づきこころから「ありがとう」と、言えるようになりました。ありがとうと言った僕の顔を不思議そうに見ていた父親の顔は今でもよく覚えています。
施設の生活も良いことばかりではありません。気の合わない人やイラつく人など本当に色々な人がいますが、僕達薬物依存症の人は決して1人では回復ができない事を教えてくれました。「この人合わんわ」「腹たつから近寄らんとこう」といった気持ちは全て自分の中に問題があることにも気づかせてくれました。まず、自分の生活を元に戻し内面を変えていくことが大事だと教えてもらいました。ダルクに行くまではそんな事を思った事は一度もありませんでした。そして僕に仕事をしながらでも回復ができるという自信を持たせてもらいました。本当に心から感謝しています。

西谷弁護士とも今も交流を持っています。人と人の繋がりって本当に大事な事だと学ばしてもらいました。西谷弁護士、アパリの尾田さん 木津川ダルクの加藤さん この3人の方がいなければ僕の回復はなかったと思います。これからもダルクに通わせてもらいながら仕事に行き1日でも多くのクリーンを続けていこうと思っています。

ひかり

アパリ東京本部ニュースレターNo.85

依存症予防教育推進事業千葉教室 12月24日(月・祝) 

平成30年度文部科学省委託事業

依存の問題は、薬物だけでなくインターネット、ゲームなど幅広い分野に広がっています。実は私たちの身近にある依存について、一緒に考えてみませんか?

ハマってしまう背景に何があるのか。予防には何が大切なのか。

経験豊富な支援者、依存経験者、家族の視点から情報を共有し、皆様と一緒に考える新しいタイプの予防教室です。地域で予防や支援に関わってる方はもちろん、依存症って何? と思っている方もぜひご参加ください。

参加費無料 当日参加も可能です。定員:150名

開催日: 平成30 年12月24日(月・祝)13:30~17:00
会場: 〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央4丁目13-10
千葉県教育会館 303号会議室

アクセス:・JR千葉駅:徒歩20分 ・JR本千葉駅:徒歩12分 ・京成千葉中央駅:徒歩12分
お問い合わせ:
TEL: 03-5856-4824 Fax: 03-5856-4827
または、E-mail:yakkaren@ck9.so-net.ne.jp

講師
芳山 隆一 氏(株式会社アスク・ヒューマン・ケア 企画開発室長)
成瀬 暢也 氏(埼玉県立精神医療センター 副病院長)
薬物依存当事者・家族
ネット・ゲーム依存サバイバー

プログラム詳細

13:30~
開会あいさつ・来賓あいさつ
薬物依存当事者(千葉ダルク)
ネット・ゲーム依存サバイバー
薬物依存者の家族(千葉菜の花家族会)
ネット・ゲーム依存とは(芳山 隆一 氏:株式会社アスク・ヒューマン・ケア 企画開発室長)
薬物依存症とは(成瀬 暢也 氏:埼玉県立精神医療センター 副病院長)
トークセッション(司会:近藤 京子 氏)

16:30~ 
アンケート記入・閉会

後援予定
千葉県
千葉市
千葉県教育委員会
千葉市教育委員会

主催
団体名:NPO法人全国薬物依存症者家族会連合会
代表者名:理事長 横川 江美子
所在地:東京都足立区竹ノ塚5-18-9-207
WEB:http://www.yakkaren.com/

平成29年度木津川ダルク事業決算報告書

木津川ダルクは、NPO法人アパリにて、年間の収支をまとめた決算報告書を作成し、所轄庁である東京都へ毎年提出しています。

平成29年度NPO法人アパリ木津川ダルク決算報告書

本年度は、新規12名の入所者を受け入れました。
結のぞみ病院メッセージ活動 年間24回
講演活動、教育機関や地域、各種団体 年間30回
関西圏ダルク施設長会議 4回
電話及び来所相談 多数回

イベント・研究協力、参加
■ リカバリーパレードin関西
■ AIDS文化フォーラムin京都
■ 多様化する嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワークの構築
■ 奈良県精神保健福祉センター主催 薬物依存回復プログラム「しかーぷ」年間24回